ビール酵母とは?

ビール酵母とは、麦汁を発酵させてビールを作る際に使用される微生物です。麦汁は麦芽を煮ることででき上がりますが、ビール酵母は、発酵する段階で麦芽からたくさん栄養を吸収し、栄養豊富なビール酵母に成長します。このように、栄養をたっぷりと含んだビール酵母には、その栄養は私たち人間にとって欠かせないものばかりで、様々な健康効果をもたらしてくれますが、その一つに血糖値を下げる効果があります。ビールの発酵段階で起こる糖のアルコール分解など、人間の体内において血糖値の改善に効果を発揮してくれるのですが、一体どのようにして、ビール酵母が血糖値を下げてくれるのでしょうか。

体内に吸収される前に糖を分解する

ビールを作るには、ビール酵母とホップを麦芽を煮てできた麦汁に混ぜて発酵しますが、この発酵時にビール酵母に含まれている酵素の発酵によって糖をアルコール分解し、アルコールと炭酸ガスに分解されます。この分解作用と同じことが人間の体内でも行われています。人間の体内においては、食事をして食べ物を摂取した際に糖が体内に吸収される前に分解してしまうので、必要以上に糖が吸収されるのを防ぐことができます。つまり、ビール酵母を摂取しておくことで、高くなった血糖値を下げることができ、糖尿病の予防効果が期待できるというわけなのです。

糖の代謝を促進するビタミンB群が豊富

さらに、ビール酵母には、ビールを作る発酵段階で麦芽からたっぷりと栄養を吸収し、様々な栄養が豊富に含まれた状態になっていますが、ビール酵母に豊富に含まれている栄養の一つであるビタミンB群には、糖の代謝を促進する働きがあります。中でも、ビオチンという成分は、糖の代謝をサポートする補酵素としての役割を担っています。糖をエネルギー源として使用した際に発生する乳酸は肝臓で糖として再利用されますが、このサイクルにおいてビオチンが糖の代謝を促進することで、糖がスムーズにエネルギーへと変換されて血液中に溜まっていた血糖も処理されるため、血糖値を下げることができるのです。