中国から伝わった日本古来の伝統食品「豆鼓」

豆鼓(読み方は「トウチ」)という日本古来の伝統食品をご存知でしょうか?豆鼓が中国から日本に伝わったのはとても古く、奈良時代までさかのぼります。豆鼓は中国においては、鼓(読み方は「シ」)という塩辛納豆として食されていましたが、日本に伝わってからは、寺の納所(台所)で僧侶によって作られていたので「寺納豆」と呼ばれ、有名なところでは、大徳寺納豆や一休寺納豆などがあります。そして、この日本古来の伝統食品である豆鼓から抽出したのが「豆鼓エキス」なのです。ここでは、豆鼓エキスにどのような働きがあり、私たちの体の健康にどのような良い影響をもたらしてくれるのかを紹介しています。

豆鼓エキスとは一体何?

そもそも豆鼓はどのようにして作られたものなのでしょうか?豆鼓とは、大豆を麹菌を使って発酵させて作られたもので、この豆鼓から抽出したものを豆鼓エキスと言います。そして、豆鼓エキスが持つ働きとして注目したいのが、血糖値の上昇の抑制ではないでしょうか。糖の吸収に関わっていている消化酵素をα-グルコシダーゼと言いますが、豆鼓エキスが、このα-グルコシダーゼに働きかけることで、血糖値の上昇を抑制することができるのです。

豆鼓エキスが血糖値を下げる仕組み

豆鼓エキスが血糖値を下げる仕組みを知るためには、まずは、糖が吸収される仕組みから見ていくとわかりやすいでしょう。体内に摂り込まれた糖(二糖類)は、消化酵素α-グルコシダーゼによって単糖類(ブドウ糖)に分解されます。これは、二糖類だと分子量が大きいため、このままだと小腸から吸収できないからです。分子量が小さい単糖類に分解されることでようやく吸収されるのですが、この流れを豆鼓エキスが阻害して断つことで、血糖値を下げることができます。仕組みは簡単で、豆鼓エキスには、α-グルコシダーゼの働きを阻害する働きがあり、二糖類が単糖類に分解されなくなるため、血糖値の上昇を抑制することができるというわけなのです。