先日NHKガッテンで放送した血糖値と深く関係している脳派「デルタパワー」についてその働きと増やす方法をまとめています。

■糖尿病と睡眠の関係
ウォーキングをしたり、ご飯は糖質の少ないシリアルに変えても血糖値が下がらないと言う患者さんが、デルターパワーの新しい治療方法をチャレンジすることに。

訪れたのは、デルタパワーに注目して研究を行っている大阪市立大学医学部付属病院の稲葉雅章先生のもと。

稲葉先生は糖尿病医療38年のベテラン。デルタパワーを出す新薬を発明しました。このクスリを実際に17人の方に飲んでもらい14人の人が改善され、中には血糖値が30も下がった人がいたそうです。

実は、デルターパワーは人間全ての人が持っているもので測定することができます。この患者さんも、病院で自分のデルタパワーの持っている数値を調べてみると609(毎分)。早速、稲葉先生が開発したデルタパワーを作り出す新薬を飲む治療をおこなうことにしました。

■結果は?
その患者さんが治療前に測った血糖値は140。治療を行い一週間後に測ってみると血糖値が140➾112と30近くも下がり、デルタパワーは609➾1168と増えていました。

その治療をおこなった患者さんの顔は笑顔で「本当に嬉しい最高!」と大変喜ばれておて嬉しさが表情にも良く表れていました。その他にも体が軽くなったなど嬉しい効果があったそうです。

■デルタパワーとは?
では、そのデルタパワーとはなんでしょうか?
実は、デルタパワーとは脳波なんです。アルファ派、ベーター派、シーター派は知っている方も多いかと思います。

  • アルファ派・・・リラックス
  • ベーター派・・・集中
  • シーター派・・・めい想

そしてデルター派。先ほどの患者が飲んだクスリは2014年にデルターパワーを増加させる新薬として誕生しましたが、実は糖尿病のクスリではありません。実は睡眠薬なんです。デルタ派は、激しく上下する派で熟睡する時にだけに出る脳波なんです。

■睡眠と血糖値の関係
では、なぜ血糖値と睡眠が関係しているかです。
血糖値が上がっていると、交感神経が刺激されて興奮しているので熟睡できません。すると、脳はストレスを感じてしまうので、ストレスホルモンが出てしまいます。その結果、また血糖値が上昇します。

血糖値が上昇すると交感神経が刺激されて熟睡できません・・・・・このようにぐるぐると負のサイクルが繰り返されているのです。

稲葉先生の話によると、糖尿病になると交感神経が緊張する事が分かっているそうです。それによってデルタパワーが下がってしまいます。

ですので、熟睡ができればストレスホルモンも下がる、さらに血糖値も下がり、交感神経も下がる、すると熟睡が出来るようになりと、言ったように負のサイクルを止めることが出来ると考えられているのです。

睡眠薬というと怖いイメージを持つかかたも多いかと思います。これまでの睡眠薬は、GABA受容体作動薬といい、脳の活動を全体に抑えて眠りを誘う薬でしたが、この薬は新薬のオレキシン受容体拮抗薬と言い、睡眠をコントロールしているホルモンだけに作用して、自然な深い眠りをもたらしてくれるので副作用の心配が少なくなり安全。

実は、睡眠障害の患者さんは、糖尿病の発症率が2倍になるとも言われているそうで、熟睡できるこのクスリよって糖尿病を予防することにつながると言います。

また、糖尿病患者さんは、自分が睡眠不足たと感じている人が少ないんだそうです。自分が寝不足かどうか知る方法は、日中に1時間を超える昼寝をしたり、仕事ができないくらいの強い眠気が頻繁に続いているようなら、寝不足の可能性が高いので、地域にある睡眠外来に一度行って受診すると良いそうです。

さらに、こんな実験結果があるそうです。睡眠が十分とれていないと感じる20代の15人に、光や音のない閉鎖空間で9日間暮らす実験を行った結果、平均睡眠時間が1時間位増えたそうです。

精神・神経の専門家の話によると20代の必要睡眠時間は7時間半だと世界中の研究で明らかにされていましたが、この研究で8時間半だと分かったそうです。

実は、この差1時間がとても大切でインスリンの分泌量が増加することが分かったそうです。8時間半睡眠をとることでインスリンを分泌する能力がアップするするので糖尿病を予防することに繋がるそうです。

番組でも、20代のスタッフを栃木県那須烏山にある洞窟の中に5日間過ごす実験を行いました。その結果、インスリン分泌能が大幅にアップしていました。

■良い睡眠をとるコツ
良い睡眠をとるには、体の緊張を解いてリラックスすることが大切。普段生活しているときは、交感神経が優位になっていますが、これをすることで副交感神経が優位になるので寝つきや睡眠が良くなると考えられています。
そこでおすすめが「筋弛緩法」です。

  1. 寝る部屋以外の部屋で椅子に座ります。
  2. 軽く目を閉じて手を握り締めて脇を締めて二の腕に力を入れます。
  3. 肩甲骨を寄せて肩を上げて足を上げます。全身の6~7割の力を入れて5秒間キープして、ストーンと力を抜く。
  4. 20秒~30秒筋肉がじわじわする漢字を味わう。

これを2回~3回繰り返すしましょう。

【豆知識】
寝酒は、寝つきは良いが睡眠の質が悪くなり夜中に起きたりしてしまうので、デジタルパワーを下げてしまうそうです。